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2018.03.11
インタビュー

クリエーターインタビュー File1 Hisacy(HYPER CORE)Part3/3

File1
Hisacy
HYPER CORE
Part3/3

KERA ECで扱わせていただいているブランドは個性派ぞろい! それぞれの魅力は千差万別。その魅力を知るべくブランドをつかさどるクリエーターさんを直撃するコーナーがスタートしました。記念すべき1人目はブランドHYPER CORE=ハイパコのデザイナーにして代表、ショップスタッフまでこなす“会いに行けるデザイナー”Hisacyさんです。ブランド立ち上げの秘話からあふれ出る“原宿愛”たっぷり語っていただきました。

第3回

曲をつくるように服を作る
明日来てくれるお客さんのために

―― 海外の反応はいかがでしたか?
Hisacy  海外の反応は多少の違いはあるんですけど、基本的には原宿と一緒なんですね。
僕の原宿のお店って、お客さんの6割くらいが海外の方なんです。お店にいるから、どういう方が商品を手に取って、どういうものを買って行かれるかを見当てられるようになっていたんですね。手に取るように分かる状態になっていたんです。その自分の感覚が合っているのかを確かめに海外へ行ってみたというのもあるんです。そしたら、全部思うように売れる。海外のイベントで歩いている人がいたとしたら、あの人ここに来るな、あの辺の商品が好みだろうなって思うと、やはりその人はやってきて思った商品を広げて買っていってくれた。どんな人がどんなものを求めてっていうのが、原宿で7年間流れを見ていることで身についていたんです。それがパリでも台湾でも起きていた。っていうことは、どこへ行ってもそうなんじゃないのかな。それを確かめにまた行きたいんですね。
―― 自然とマーケティングをしていた。
Hisacy そうなんです。大きな企業はお客さんの動向を数値化したりデータ化して商品を作っていくと思うんですけど、僕の場合、ここにいることで、そういうのが空気でわかるようになっていたんです。もちろん全部がかみ合うわけではないですけど、そうやって作ってきたものがばっちりかみ合って、海外の方が“アメイジング”とか、“クレイジー”、“ナイスショップ”って言って帰ったときは、“よし”、“だろ?”って思いましたし、そういう感情が生まれることをやりたかったんだなって思います。デザインをして、誰かが売ってお金になって、とか、それも仕事として嬉しいことですが、それよりもその先にある“最高だぜこのショップ”、その一言が欲しい。人とのコミュニケーションに一番近いブランドかなと思います。

―― なんかミュージシャンみたいですよね。
Hisacy  ハハハ、そうですね。例えると、毎日原宿でワンマンライブをやっているようなイメージです。今日疲れたな、でも明日来る人は先週来た人かもしれないから新曲1曲用意しておかないと失礼だなって思うから、そのノリでもう1枚Tシャツのデザインを描くとかそんなイメージ。毎日セットリストを変えなきゃというのと一緒で、お店のレイアウトを変えたり、新しい商品を生み出す。気分はミュージシャンっぽい。自分の周りがミュージシャンが多かったり、ミュージシャンの仕事が多かったりして、あこがれだったんですよね。ミュージシャンって、目で見せることできるし、聞かせることもできるし、一緒に歌わせることもできるし、躍らせることもできる。ありとあらゆることができるエンターテイメントじゃないですか。自分が絵でやったときは、見せることしかできない。目でしか楽しめない。ミュージシャンっていいな。あんなに人のハートを揺さぶることができてって。でも、HYPER COREっていうブランドを作ったことによって、自分の表現を着て街を歩いてもらえる。見て楽しむだけじゃなくて、もっと自分の作品を体で感じてもらえる状態にできたので、もういまさらミュージシャンに嫉妬とかはないですけど。同じような目線でしゃべれるようになれました。
本当に原宿にやってきたころに漠然と思っていたことを実現させたって思います。

かつての原宿歩行者天国
街中でエネルギーがぶつかりあっていた

―― 話は前後しますが、ブランド立ち上げのきっかけは?
Hisacy ケラ!で「STREET ROMANCE」の連載をやっていたころは、自分は絵で食べていきたい、これで成功するんだって思っていたんですね。それで、原宿の道で絵を売っていたりしたんですけど、あれって道路交通法違反なんですよ。始めてから3年くらい警察の注意とか無視していたんですけど、ある日原宿警察署に連れていかれて、2泊3日留置されました。注意とか罰金とかはあるんですけど、連れていかれることがあるんだって。それ以来みんなやらなくなっちゃった。僕が終わらせちゃったのかな?
―― ほかにも捕まった方はいらっしると思いますから。やっていらっしゃった方はいっぱいいたので…。警察が出動したということは、通報されたっていうことですよね。
Hisacy  それもありますし、ずっとやっていると、ファンの方たちが集まるようになっていたんですね。そのころストリートパフォーマンスの取材などもテレビであったので、話題になりやすかったし、人だかりになりやすかった時期でもあったんですね。そんなこともあっていろいろ考えて、俺の絵では世界は無理だったんだなっていう挫折もあって。絵は好きだけど、伸びしろを感じない。好きな絵を別の仕事で活かすのはどうしたらいいかっていろいろ試行錯誤を繰り返している中でたどりついたのがHYPER COREなんですよね。

お店のいたるところに飾られているギズモとグレムリンたちはHisacyさんのコレクション。映画「グレムリン」との出会いは小学生のとき。その印象は衝撃そのもの。カワイくて、キモくて、ポップで、コワい…さまざまな要素がぐるぐる渦巻くその魅力に夢中になったとか。彼らはHisacyさんの宝物ゆえ、お譲り(販売)していません。そのキュートな姿を見て楽しんでね。

 

服飾がやりたいからというのではなく、絵をやりたいからという延長で流れ着いた。1枚のTシャツを買った人のマインドとその人がTシャツからもらったエネルギー…。10代のときに買った物や聴いていた音楽っていうのは、思い出になったり、自分の原点になっていたりするじゃないですか。僕が東京へ来てバイトしたお金で買ったSUPER LOVERSのTシャツとか、ちょっと奮発して買ったヒステリックグラマーの服だったり、そういうのって、今でも捨てられなかったりデザインとか覚えていたりする。そういう気持ちは忘れない。HYPER COREの商品を手に取ったコがそんなふうに10年後、20年後に「HYPERCORE最高だったな、今はないけど」って言ってくれるといいな
―― ありますよ、10年後も20年後も。
Hisacy そういうインパクトある、人生変えちゃうようなものを生み出していきたいなって思っています。

今の目標は2020東京オリンピック
ハイパコのピークをここにロックオン

―― ブランドを始められたころから変わらないテンションとエネルギーをくださっているHisacyさんですが、今後はどんな活動を?
Hisacy HYPER COREは、商品リリースはマイペース。すべてがシーズンごととかではなく、自分のペースでやってきました。今自分が目指しているのが2020年東京オリンピックのときの原宿を自分がやってきたことの集大成にしようと思っています。2020年はとてつもないことになっていると思うんですね、東京は。観光客は、どこ行く?ってなったら、全部の人が原宿と秋葉原と浅草に足を運ぶことになるので、ここでベストな状態で迎えたいと思う。と考えると、ヤバいなって思っています。案外時間がないです。今までのやりたいときに作りたいものを作るではなくて、そこに向けて自分のピークを向けたラストスパートだと思っているので、商品のリリースのペース、量だったりやデザインもぐっと変わっていくと思います。
―― ますますHYPER COREから目が離せませんね。
Hisacy 最近原宿ファッションは元気ないといわれたりもしますが、HYPER COREは全然攻めて行こうと思っています。周りに流されないのがうちの強み。流行りに多少は目を向けつつも、ほかの誰にもできないデザインをやっていきます!


―― さて、やっぱり東京オリンピック以降のことも気になるのですが。
Hisacy  そこから先はまだ考えていない。達成して、それ以上の感動が望めないのであれば、やり切った、もう俺は出せないと思ったら、すんなりブランドを終わらせて絵に戻るかもしれないし続けるかもしれない。今言えることは、2020年まではHYPER COREにびっちりすべてを注ぐということ。そっから先は知らないね。それよりも、おんなじ時代をみんな過ごせるんだぜ、何かと同じ時代を過ごせる。これをみんなと分かち合いたい。

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